時間の速さが倍に感じるほど、「夢中」で「充実」した2年間でした。
学部時代には様々な国へ行ったのですが、現地の日本語学習者の方や現地で日本語を教えている素晴らしい先輩方の姿を見て、中学生の頃からの夢だった日本語教師になろうという決心がつきました。あまり知らないブータンへ行くことを決断したのは、日本語教育においてほぼ未開の地であるこの地で何かをしたい、学習者がいる限りこんな小さな自分にも何かできることがあるかもしれないと思ったからです。
当初は「彼らの日本語能力は私の教え方にかかっている」とプレッシャーを感じてばかりでした。しかし、学生の立場で考えたとき、まず自分が楽しむことが大切だと気づきました。その後は自分の授業スタイルや板書なども確立していき、「ひろみ先生」として教えることを心から楽しめるようになりました。その結果、日本の倍くらいの速さで時間が流れていくように感じました。毎日するべきことに夢中で、日々が本当に充実していたからだと思います。そんな2年間を送ることができ、私は本当に幸運です。
自分がしたいことがあり、それができることがこんなに楽しく充実していて、夢中になれるだなんて思っていませんでした。他の人の目が気になるときもあるかもしれませんが、目の前のチャンスを掴んだら予想をはるかに上回る「夢中」「充実」が待っているかもしれません。是非フットワークを軽く、それらを掴んでください!
留学先:ブータン王国 福島 宏美さん
大学院言語文化研究科
言語社会専攻日本語日本文化実践コース(2011年4月入学)
福島 宏美さん
言語社会専攻日本語日本文化実践コース(2011年4月入学)
福島 宏美さん
- 留学の種類:
- 現地直接雇用
- 留学の期間:
- 2011.4~2013.3
- 留学先:
- The Bhutan Centre for Japanese Studies
(ブータン王国)