English
大阪大学外国語学部フィリピニアーナ
(井の中の蛙、大海を知る !?)
大阪大学外国語学部大フィリピニアーナ(OGF)は、1996年7月12日に組織され
た、大阪外大フィリピン民族舞踊団(OGF)を受け継いだ文化サークルである。学生がフィリピンの歌や踊
りを通じてフィリピン文化を実際に経験するのみならず、学生自身が様々な観客の方々の、フィリピンの芸術・文化に対する正し
い理解の増進に役立ち、国際理解をも促進しようとするものである。当舞踊団の衣装はチョンソン博士(当時の客員教授)が、フィリ
ピンの舞台セットと衣装の一流デザイナーであるサルバドール・ベルナール氏に依頼し製作した。これらのダンスはフィリピン国立大学のピンキー・ブエノおよ
びミネット・アギラー両女史により技術指導を受け、教わったものである。
レパートリーにはボントックやマラナオ、タウソグといったエスニックダンスと、フィリピン低地・村落部のクリスチャンのダンスやマリア・クララと呼ばれる
ダンスがある。またOGFには、サンパギータ、ウサーハイ、レロン・レロン・シンタ、バーヤン・コ、バーハイ・クボ、マトゥド・ニラ、ダンダンソ
イ、アーティン・コ・ポン・スィンスィン、ティ・アヤ・ティ・マイサ・ガ・ウビン、フラ・マサワ、サリドゥム・アイなどのフォークソングのレパー
トリーもある。
OGFは御要望に応じて学校、団体の文化的、福祉的な催しに際し、どのようなアレンジのダンスでも公演いたします。詳細は、下記までご連絡願います。
メールアドレス: filipiniana_ogf@yahoo.co.jp
サリドゥム・アイ:
様々なメッセージを伝えるために歌われる、ボントック地方の有名な詠唱スタイル。音楽に合わせて踊ることもある。
バリャタン:
若い男性が雄鶏のように若い娘のまわりを動き回る求愛のダンス。
トゥラヤン:
部族の長老が若い男性を勇士たちに紹介するために、その男性にトゥラヤンという高く飛ぶ鳥にヒントを得たダンスの模範を示すという儀式の踊り。
パリャキス:
ブランケットを使った求愛のダンスで、そのブランケットは若い男性の女性に対するプロポーズの意味を表す。
マガヤオ:
首狩りの前に行われ、部族の戦士二人がまさかりと槍を使って踊る出陣の時の儀式を模した踊りである。
カパ・マロン・マ
ロン:
マロン(筒状の布)を男女がどのように(スカート、バスローブ、腰布、ターバン、財布、灰皿など)使用するかを見せてゆくマラナオ族のダンス。
クンタオ:
格闘で用いられる手と足の動きを見せるタウスグ族の武道の踊り。スィラットという、剣を使う武道の踊りの動きも組み入れられている。
スィンキル:
マラナオの王族のダンスで、パラマタ・ガンデイガン王女が悪霊の仕掛けた罠(倒れてくる木)をどのように優美に逃れ、またバントゥガン王子がどのように王
女を救い、恋に落ちてゆくかを表したダンスである。
プト
リリョ:
恋人たちが出会い、宵年から送られたイヤリングを娘が身につけ、その贈り物への感謝の気持ちを表した求愛のダンス。
ホッタ・カバーガ
ン:
サンバレス地方の三拍子のダンス。結婚前夜の新郎新婦が踊る求愛のダンスである。窓辺で互いに曙き合ったり、新郎がテーブルの下でこっそり新婦の足に触れ
たり、新婦の後をついてまわったりする情景を描いている。
ブ
ラックラーカン:
思わず引き込まれそうなバリータウテンポに合わせて踊る楽しいダンス。花のアーチを持った男女がいろいろな動きをして、様々な形を描き出す。
パンダンゴ・サ・
イーラウ:
中部フィリピン、ミンドロ島の比較的ゆっくりとした三拍子のダンス。女性が、灯したろうそくの入ったグラスを手と頭に載せて、巧みにバランスを取りながら
踊る。
スブリ:バタンガス地方のバウアンにある十
字架に捧げる祭りで踊られる。速いテンポにのせて、男は竹のカスタネットを打ちながら走ったり、飛び跳ねたりし、女は帽子を使って優雅に舞う。
イティック・イ
ティック:
スリガオ地方ラヌサの軽快なダンス。飛び跳ねたり、腰を振って歩くイティック(アヒル)をまねて、ダンサーがメリハリのある動きをする。
マグララティック:
ラグナ地方ビナンのエネルギーに満ちあふれた戦いのダンス。マグババオとも呼ばれる。ラティック(ココナッツミルクを煮詰めたもの)を求めて、赤い衣装の
イスラム教徒と青い衣装のキリスト教徒が戦う。
ティニクリン:
レイテ島の有名なダンス。田んぼで優雅に飛び跳ねる鳥、ティクリンの動きをまねてダンサーが、激しくぶつかり合う二本の竹の間を上手に飛び交わす。
to
TOP PAGE