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入試情報

教育目標及び3ポリシー〈学位プログラム版〉

教育目標

人文学研究科の教育目標はこちらをご覧ください。
外国学専攻の教育目標は以下のとおり。

博士前期課程

大阪大学および人文学研究科の教育目標のもと、学位プログラム「外国学」は、最先端かつ高度な専門性と深い学識、教養・デザイン力・国際性を身につけ、社会の多様な分野のリーダーとして活躍し得る人材を育成します。


○最先端かつ高度な専門性と深い学識
世界の諸言語とそれを基底とする社会と文化に関する理論と実践にわたる教授・研究を通じて、専攻する言語に関する4技能(読む、聞く、話す、書く)の高い運用能力と、世界の言語圏についての最先端かつ高度な専門性と深い学識に基づいた、新たな学問的な知見を提起する能力を育成します。

○高度な教養
既存の学問領域を超え、世界の諸言語とそれを基底とする社会と文化の全体像を理解するのに求められる異文化理解についての高度な教養と現代にふさわしい高度な情報リテラシーを備え、その方法論に習熟し、異文化を複眼的、立体的に捉え、多角的に評価できる人材を育成します。また、「人文学林」での他専攻の言語学、文学、歴史学等、人文社会科学諸分野のディシプリンの成果を応用できる高度な教養を備えた人材を育成します。

○高度な国際性
世界の諸言語について、高度な言語運用能力をもち、微妙なニュアンスの違いを理解し、異文化間の豊かなコミュニケーションを実らせることのできる人材を育成します。

○高度なデザイン力
世界の諸言語とそれを基底とする社会と文化についての深い学識、異文化理解についての幅広い教養と高度な言語運用能力を基礎に、世界の諸言語や社会・文化の成り立ちと現況に鋭い洞察力をもつとともに、現代世界が直面する新しく多様な課題を提起し、解決の道筋を創造的に構想できる人材を育成します。

○独自の教育目標
専攻する言語(中国語、朝鮮語、モンゴル語、インドネシア語、フィリピン語、タイ語、ベトナム語、ビルマ語、ヒンディー語、ウルドゥー語、アラビア語、ペルシア語、トルコ語、スワヒリ語、ロシア語、ハンガリー語、ドイツ語、デンマーク語、スウェーデン語、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語)について、4技能(読む、聞く、話す、書く)にわたって高い言語運用能力をもち、高度な学問的内容をもつ長い文章や発表などを理解し、複雑な学問的主張を流暢に表現する能力を涵養します。

博士後期課程

大阪大学および人文学研究科の教育目標のもと、学位プログラム「外国学」は、最先端かつ高度な専門性と深い学識、教養・デザイン力・国際性を身につけ、社会の多様な分野のリーダーとして活躍し得る人材を育成します。


○最先端かつ高度な専門性と深い学識
世界の諸言語とそれを基底とする社会と文化に関する理論と実践にわたる教授・研究を通じて、世界の言語圏についての最先端かつ高度な専門性と深い学識に基づいた、新たな学問的な知見を提起する能力を持った自立した研究者ならびに高度専門職業人を育成します。

○高度な教養
既存の学問領域を越え、世界の諸言語とそれを基底とする社会と文化の全体像を理解するのに求められる異文化理解についての領域横断的で高度な教養と現代にふさわしい高度な情報リテラシーを備え、その方法論に習熟し、異文化を学際的観点から複眼的・立体的に捉え、多角的に評価できる人材を育成します。

○高度な国際性
世界の諸言語について、高度な言語運用能力をもち、微妙なニュアンスの違いを理解し、異文化間の豊かなコミュニケーションを実らせることのできる人材を育成します。海外の研究者と積極的に連携しながら研究を進め、専門とする言語による研究発表をするなど、世界で活躍する国際性豊かで有為な人材を育成します。

○高度なデザイン力
世界の諸言語とそれを基底とする社会と文化についての深い学識、異文化理解についての幅広い教養と高度な言語運用能力を基礎に、世界の諸言語や社会・文化の成り立ちと現況に鋭い洞察力をもつとともに、現代世界が直面する新しく多様な課題を提起し、解決の道筋を創造的に構想できる人材を育成します。諸言語の資料をもとに、言語とその地域が抱える課題の本質が何かを見通すことのできる視点を涵養するため、人文社会科学諸分野のディシプリンの成果を応用しつつ、専攻する言語での資料を駆使しながら持論を展開できるような高度なデザイン力を持つ人材を育成します。

○独自の教育目標
専攻する言語(中国語、朝鮮語、モンゴル語、インドネシア語、フィリピン語、タイ語、ベトナム語、ビルマ語、ヒンディー語、ウルドゥー語、アラビア語、ペルシア語、トルコ語、スワヒリ語、ロシア語、ハンガリー語、ドイツ語、デンマーク語、スウェーデン語、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語)について、4技能(読む、聞く、話す、書く)にわたって高い言語運用能力をもち、高度な学問的内容をもつ長い文章や発表などを理解し、複雑な学問的主張を流暢に表現する能力を涵養します。今後ますます社会のグローバル化の進展が予想され、実際には格差や分断が顕在化する状況にあります。こうした状況を生み出す根幹には何があるのかを探求し、言語や文化の差異を超えて相互理解を促進することのできる、多様な分野のリーダーとして活躍する人材を育成します。


言語文化研究科の教育目標は以下のとおり。

修士(言語文化学)

大阪大学及び言語文化研究科の教育目標を受けて、学位プログラム「言語社会」は、世界の諸地域の言語と文化や社会に関する高度な専門性、深い学識、教養、デザイン力、そして国際性を身につけた人材の育成を目標としています。

学位プログラム「言語社会」は、世界の諸言語(中国語、朝鮮語、モンゴル語、インドネシア語、フィリピン語、タイ語、ベトナム語、ビルマ語、ヒンディー語、ウルドゥー語、アラビア語、ペルシア語、トルコ語、スワヒリ語、ロシア語、ハンガリー語、ドイツ語、デンマーク語、スウェーデン語、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語)とそれを基底とする社会と文化について理論と実践にわたる教授・研究を通し、

  • 高度な言語運用能力
  • 言語圏についての広く深い専門的知識
  • 異文化を理解するための方法論

を身につけた研究者をめざす人材のみならず、国際舞台で活動するために必要な広い知識と高い教養そして外国に関する深い理解を有する有為な人材を養成することを教育目標としています



博士(言語文化学)

大阪大学及び言語文化研究科の教育目標を受けて、学位プログラム「言語社会」は、世界の諸地域の言語と文化や社会に関する高度な専門性、深い学識、教養、デザイン力、そして国際性を身につけた人材の育成を目標としています。

学位プログラム「言語社会」は、世界の諸言語(中国語、朝鮮語、モンゴル語、インドネシア語、フィリピン語、タイ語、ベトナム語、ビルマ語、ヒンディー語、ウルドゥー語、アラビア語、ペルシア語、トルコ語、スワヒリ語、ロシア語、ハンガリー語、ドイツ語、デンマーク語、スウェーデン語、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語)を基底とする社会と文化について理論と実践にわたる教授・研究を通し、

  1. 極めて高度な言語運用能力
  2. 言語圏についての先端的な専門的知識
  3. 異文化を総合的に理解するための方法論
  4. 新たな学問的な知見を提起する能力

を身につけた研究者を養成することを教育目標としています。

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

人文学研究科のディプロマ・ポリシーはこちらをご覧ください。

外国学専攻のディプロマ・ポリシーは以下のとおり。

博士前期課程

大阪大学および人文学研究科のディプロマ・ポリシーのもと、学位プログラム「外国学」は、以下に示す世界の諸言語と文化に関する最先端かつ高度な専門性と深い学識、教養・デザイン力・国際性および高い言語運用能力を身につけ、所定の単位を修得し、学位論文の審査及び最終試験に合格した学生に、修士(言語文化学)の学位を授与します。


○最先端かつ高度な専門性と深い学識

  • 専攻する地域の言語について、最先端かつ高度な専門性と深い学識を身につけている。
  • 専攻する地域の文化事象について、最先端かつ高度な専門性と深い学識を身につけている。
  • 専攻する地域の歴史社会について、最先端かつ高度な専門性と深い学識を身につけている。

○高度な教養

  • 世界の言語、文化、社会について既存の学問分野を越えた学際的で幅広い知識を有している。
  • 異文化の言語・文化の全体像を理解するための方法について、高度な情報リテラシーを基盤とし、既存の学問分野を越えた学際的で幅広い学識と知見を身につけている。

○高度な国際性

  • 高度な外国語の運用能力を駆使して、言語や文化の壁を越え異なる文化を深く理解できる。
  • 高度な外国語の運用能力を駆使して、言語や文化の壁を越えて交流することができる。

○高度なデザイン力

  • 世界の言語、文化、社会が直面する新たな本質的かつ複雑多様な課題を発見できる。
  • グローバルな視野に立って、世界が直面する課題について、多面的かつ柔軟に考えることができる。
  • 専攻語の能力と、言語圏についての深い学識を活用し、的確なデータ・文献資料収集を通して、世界が直面する問題の解決への道筋を構想できる能力を身につけている。

○独自の学習目標
専攻する言語(中国語、朝鮮語、モンゴル語、インドネシア語、フィリピン語、タイ語、ベトナム語、ビルマ語、ヒンディー語、ウルドゥー語、アラビア語、ペルシア語、トルコ語、スワヒリ語、ロシア語、ハンガリー語、ドイツ語、デンマーク語、スウェーデン語、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語)について、4技能(読む、聞く、話す、書く)にわたって高い言語運用能力を有する。

博士後期課程

大阪大学および人文学研究科のディプロマ・ポリシーのもと、学位プログラム「外国学」は、以下に示す世界の諸言語と文化に関する最先端かつ高度な専門性と深い学識、教養・デザイン力・国際性および高い言語運用能力を身につけ、所定の単位を修得し、学位論文の審査及び最終試験に合格した学生に、博士(言語文化学)の学位を授与します。


○最先端かつ高度な専門性と深い学識

  • 専攻する地域の言語について、最先端かつ高度な専門性と深い学識を身につけている。
  • 専攻する地域の文化事象について、最先端かつ高度な専門性と深い学識を身につけている。
  • 専攻する地域の歴史社会について、最先端かつ高度な専門性と深い学識を身につけている。
  • 世界の多様な言語文化のうち、特定のテーマについて、最新の先行研究を参考にしつつ、データや文献などの資料を的確に収集し、正確に読解・分析することができる深い学識を持つ人材を育成する。

○高度な教養

  • 世界の言語、文化、社会について既存の学問分野を越えた学際的で幅広い知識を有している。
  • 異文化の言語・文化の全体像を理解するための方法について、高度な情報リテラシーを基盤とし、既存の学問分野を越えた学際的で幅広い学識と知見を身につけている。
  • 自身が対象とする専門分野・地域について、その基礎となる地域文化の特徴や、普遍的な問題点を理解できる高度な教養を有している。

○高度な国際性

  • 高度な外国語の運用能力を駆使して、言語や文化の壁を越え異なる文化を深く理解できる。
  • 高度な外国語の運用能力を駆使して、言語や文化の壁を越えて交流することができる。
  • 言語やその地域を研究対象としながら、言語や文化の差異を超えて世界で活躍できる。

○高度なデザイン力

  • 世界の言語、文化、社会が直面する新たな本質的かつ複雑多様な課題を発見できる。
  • グローバルな視野に立って、世界が直面する課題について、多面的かつ柔軟に考えることができる。
  • 専攻語の高度な運用能力と、言語圏についての深い学識を活用し、的確なデータ・文献資料収集を通して世界が直面する問題の解決への道筋を構想できる能力を身につけている。
  • 独創性・実証性・論理性・明確性等の要件を満たしつつ、自らの専門分野についての問題設定を独創的に構想するとともに、論文執筆においては一貫した論理性と実証性、明確性を満たすことのできる能力を持つ。

○独自の学習目標
専攻する言語(中国語、朝鮮語、モンゴル語、インドネシア語、フィリピン語、タイ語、ベトナム語、ビルマ語、ヒンディー語、ウルドゥー語、アラビア語、ペルシア語、トルコ語、スワヒリ語、ロシア語、ハンガリー語、ドイツ語、デンマーク語、スウェーデン語、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語)について、4技能(読む、聞く、話す、書く)にわたって高い言語運用能力を有し、高度な諸言語の文献を精確に読解し、世界での最先端の研究成果を視野に入れながら研究を進めることができる。

言語文化研究科のディプロマ・ポリシーは以下のとおり。

修士(言語文化学)

大阪大学及び言語文化研究科のディプロマ・ポリシーのもとに、学位プログラム「言語社会」は、地域文化研究コース(アジア・アフリカ言語文化コースおよびヨーロッパ・アメリカ言語文化コース)あるいは高度専門職業人コースにおいて、少なくとも2年間以上在学し、所定の授業科目から30単位以上を修得して以下の学習目標を達成したうえで、所定の研究指導プログラムに従って中間発表および最終発表を行い、所定の書式に従って修士論文を提出し、所定の審査および最終試験に合格した学生に修士(言語文化学)の学位を授与します。

学位プログラム「言語社会」が「高度な専門性と深い学識」「教養」「デザイン力」「国際性」のカテゴリーについて設定する学習目標は以下のとおりです。

  • 専攻する地域の言語について深い知識を有している
  • 専攻する地域の文化表象について深い知識を有している
  • 専攻する地域の歴史社会について深い知識を有している
  • 問題解決のために知識と専攻語の能力を活用できる
  • 世界の言語と文化と社会について幅広い知識を有している
  • グローバルな視野に立ち柔軟に思考できる
  • 世界の言語と文化と社会について、新たな問題を発見することができる
  • 世界の言語と文化と社会について、自由な発想で考察することができる
  • 外国語を駆使して文化の違いをこえて交流することができる
  • 外国語を駆使して異なる文化を深く理解できる

博士(言語文化学)

大阪大学及び言語文化研究科のディプロマ・ポリシーのもとに、学位プログラム「言語社会」は、博士後期課程に少なくとも3年間以上在学し、8単位以上の単位を修得して以下の学習目標を達成したうえで、所定の研究指導プログラムにしたがって中間発表および最終発表を行い、所定の書式にしたがって博士論文を提出し、所定の審査および最終試験に合格した学生に博士(言語文化学)の学位を授与します。

学位プログラム「言語社会」では、「高度な専門性と深い学識」「教養」「デザイン力」「国際性」のカテゴリーについて、以下のような学習目標を設定しています。

  • 専攻する地域の言語について先端的な知識を有している
  • 専攻する地域の文化表象について先端的な知識を有している
  • 専攻する地域の歴史社会について先端的な知識を有している
  • 問題解決のために知識と専攻語の能力を活用できる
  • 世界の言語と文化と社会について幅広く深い知識を有している
  • グローバルな視野に立ち専門的な知識を活かし柔軟に思考できる
  • 世界の言語と文化と社会について、新たな問題を発見し、解決の道筋を提案することができる
  • 世界の言語と文化と社会について、自由な発想で考察し、新たな知見を提起することができる
  • 外国語を駆使して文化の違いをこえて学問的な交流をすることができる
  • 外国語を駆使して異なる文化を深く理解し、研究活動に活かすことができる

また、上記の所定の課程を修了した者のほか、研究分野および内容に鑑み、本専攻に博士論文を提出する者で、所定の審査に合格し、本専攻の博士後期課程を修了した者と同等以上の学力を有することを確認した者にも博士(言語文化学)の学位を授与します。

カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成・実施の方針)

人文学研究科のカリキュラム・ポリシーはこちらをご覧ください。

外国学専攻のカリキュラム・ポリシーは以下のとおり。

大阪大学および人文学研究科のカリキュラム・ポリシーのもと、学位プログラム「外国学」は、学習目標に定める知識や技能を修得させるべく、体系的かつ多様な科目の授業及び学位論文の作成等に対する指導によって行います。また、授業科目の単位認定は、筆記試験、口頭試験もしくは研究報告によって行います。


博士前期課程

<教育課程編成の考え方>
外国学専攻の前期課程は、24の専攻言語の専門性の高い科目群の他に、広域言語論、地域言語社会特論、複合領域特論、関連研究言語の科目群や、人文学研究科共通の科目を設け、これらを履修することで専門領域に関するより広い視野を持ち、多面的な考察ができるように、多様な科目を提供します。

  • 専攻言語:専攻する言語の知識を得るとともに、4技能(読む、聞く、話す、書く)にわたる高い運用能力を涵養するための授業科目群。(独自の学習目標)
  • 地域言語論:専攻する言語圏の言語、文化表象、歴史と社会についての専門的な知識を涵養するための授業科目群。(最先端かつ高度な専門性と深い学識、高度な教養)
  • 広域言語論:グローバルな観点から専攻する言語圏の言語と文化を捉える力を養うための授業科目群。(高度な国際性、高度な教養)
  • 地域言語社会特論:専攻する言語圏の言語と文化の特定の課題に関する研究を行う授業科目群。(高度なデザイン力)
  • 複合領域特論:多様な領域にまたがるテーマを研究する授業科目群。(高度なデザイン力)
  • 関連研究言語:専攻言語以外の言語に関する知識を得るための授業科目群。(高度な国際性)

<学修内容及び学修方法>
授業の形式は、学生自身による問題解決型の学習を取り入れ、各専門教育科目の教授内容に合わせ、講義、演習等の多様な手法で行います。また、高度教養教育科目ならびに国際性涵養教育科目をそれぞれ1単位以上を修得させます。
学生の研究指導は、前期課程の学生には各専攻言語の教員を中心に2名の教員が担当します。専門科目は演習や実習の形式で行いますが、人文学研究科の必修科目として「人文学」の基礎知識を学ぶ「人文学基礎(人文学と対話)」をはじめとする大学院共通科目を履修することによって、より幅広い教養を身につけることができるように設定されています。

<学修成果の評価方法>
各授業科目においては、シラバス等に記載されている学習目標の達成度に従い、成績評価の方法(試験や課題、レポートなど)を用いて評価します。修士論文においては、中間発表等を通じて、研究の進展についての評価を行います。また、学位申請のために提出された論文については、複数の教員による口頭試問が実施され、主題選択の妥当性、論述の明晰さ、資料・文献調査の適切性、主張の独自性などを総合的に判断し、学修成果について評価します。

博士後期課程

<教育課程編成の考え方>
ディプロマ・ポリシーに掲げた知識や技能を涵養するために、体系的で多様な科目を開設し、学位論文の作成に関する指導を行います。また、海外留学や海外研修を積極的に推奨します。

  • 専攻科目:専攻する言語圏の先端的な知識を身につけるための授業科目群。(独自の学習目標)
  • 地域言語社会特論:専攻する言語圏の言語と文化の特定の課題に関する研究を行う授業科目群。(最先端かつ高度な専門性と深い学識、高度な教養)
  • 複合領域特論:多様な領域にまたがるテーマを研究する授業科目群。(高度なデザイン力、高度な国際性)

<学修内容及び学修方法>
授業の形式は、学生自身による問題解決型の学習を取り入れ、各専門教育科目の教授内容に合わせ、講義、演習等の多様な手法で行います。 学生の研究指導は、専攻言語を問わない教員3名による研究指導体制を取ります。専門科目は演習や実習の形式で行います。

<学修成果の評価方法>
各授業科目においては、シラバス等に記載されている学習目標の達成度に従い、成績評価の方法(試験や課題、レポートなど)を用いて評価します。博士論文においては、執筆中の論文の中間発表等を通じて、研究の進展についての評価を行います。また、学位申請のために提出された論文については、複数の教員による口頭試問が実施され、主題選択の妥当性、論述の明晰さ、資料・文献調査の適切性、主張の独自性などを総合的に判断し、学修成果について評価します。

言語文化研究科のカリキュラム・ポリシーは以下のとおり。

修士(言語文化学)

大阪大学及び言語文化研究科のカリキュラム・ポリシーのもと、学位プログラム「言語社会」は、ディプロマ・ポリシーに掲げる知識や技能を修得するために、体系的かつ多様な科目を開設するとともに学位論文の作成等に関する指導を行います。授業科目の単位認定は、筆記試験、口頭試験もしくは研究報告等により行います。

学位プログラム「言語社会」は、学位授与の方針に掲げる専門的知識や技能を修得し、定められた学習目標を達成するため、以下の授業科目群を開設し、カリキュラム・マップに示されるような体系的な教育を行っています。

  1. 専攻言語(専攻する言語の知識を得るとともに運用能力を高めるための授業科目群)【高度な専門性と深い学識】【国際性】
    中国語、朝鮮語、モンゴル語、インドネシア語、フィリピノ語、タイ語、ベトナム語、ビルマ語、ヒンディー語、ウルドゥー語、アラビア語、ペルシア語、トルコ語、スワヒリ語、ロシア語、ハンガリー語、デンマーク語、スウェーデン語、ドイツ語、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語
  2. 地域言語論(専攻する言語圏の言語、文化表象、歴史と社会についての専門的な知識を得るための授業科目群)【高度な専門性と深い学識】【国際性】【デザイン力】
    アジア言語構造論、アフリカ言語構造論、ヨーロッパ言語構造論、アメリカ言語構造論、アジア言語文化表象論、ヨーロッパ言語文化表象論、イギリス言語文化表象論、アメリカ言語文化表象論、アジア言語文化資源論、イギリス言語文化資源論、アジア言語社会構造論、アフリカ言語社会構造論、ヨーロッパ言語社会構造論、アメリカ言語社会構造論、アジア言語社会動態論、ヨーロッパ言語社会動態論、イギリス言語社会動態論、アメリカ言語社会動態論
  3. 広域言語論(グローバルな視点から専攻する言語圏の言語と文化を捉える力を養うための授業科目群) 【高度な専門性と深い学識】【国際性】【デザイン力】
    広域言語実践論、広域言語文化論、広域対照言語論、広域言語動態論
  4. 地域言語社会特論(専攻する言語圏の言語と文化の特定テーマに関する研究を行う授業科目群)【高度な専門性と深い学識】【教養】【国際性】【デザイン力】
    外国語教授学習研究、世界文学・文化論、現代英米政治外交史特殊研究、アジア・アフリカ言語社会研究序説、ヨーロッパ・アメリカ言語社会研究序説、アジア言語動態論、英米言語社会論
  5. 複合領域特論(多様な領域にまたがるテーマを研究する授業科目群)【教養】【デザイン力】
    現代ジャーナリズム論、生涯学習論、ヨーロッパ比較文化動態論、広域イスラム社会論、地政学的研究特論、言語文化資源の活用と情報処理研究、通訳翻訳学特論、通訳翻訳演習
  6. 関連研究言語(研究に必要な専攻言語以外の言語に関する知識を得るための科目群)【高度な専門性と深い学識】【教養】【国際性】
    アイヌ語、現代チベット語、古典チベット語、カレン語、シャン語、モン=クメール諸語、オセアニア諸語、サンスクリット語、パーリ語、ベンガル語、ウィグル語、ソグド語、カザフ語、オスマン語、ヘブライ語、アラム語、シリア語、西アフリカ諸語、東・南アフリカ諸語、古代教会スラブ語、ウクライナ語、ポーランド語、リトアニア語、エスペラント語、ラテン語、ギリシア語、ウズベク語、セルビア語、グルジア語、チェコ語

学生は、専攻語を基底としてこれらの科目群を体系的に履修し、所定の研究指導プログラムに従って修士論文を執筆します。

博士(言語文化学)

大阪大学及び言語文化研究科のカリキュラム・ポリシーのもとに、学位プログラム「言語社会」は、ディプロマ・ポリシーに掲げる知識や技能を修得するために、体系的かつ多様な科目を開設するとともに学位論文の作成等に関する指導を行います。授業科目の単位認定は、筆記試験、口頭試験もしくは研究報告等により行います。

学位プログラム「言語社会」は、学位授与の方針に掲げる専門的知識や技能を修得し、定められた学習目標を達成するため、以下の授業科目群を開設し、カリキュラム・マップに示されるような体系的な教育を行っています。

  1. 専攻科目(専攻する言語圏の先端的な知識を身につけるための授業科目群)【高度な専門性と深い学識】【国際性】【デザイン力】
    広域対象言語論特別研究、アジア・アフリカ言語構造論特別研究、ヨーロッパ・アメリカ言語構造論特別研究、アジア・アフリカ文化表象論特別研究、ヨーロッパ・アメリカ文化表象論特別研究、アジア・アフリカ言語社会論特別研究、ヨーロッパ・アメリカ言語社会論特別研究
  2. 地域言語社会特論(専攻する言語圏の言語と文化の特定のテーマに関する先端的研究を行う授業科目群)【高度な専門性と深い学識】【教養】【国際性】【デザイン力】
    外国語教授学習研究、世界文学・文化論、現代英米政治外交史特殊研究、アジア・アフリカ言語社会研究序説、ヨーロッパ・アメリカ言語社会研究序説、アジア言語動態論、英米言語社会論
  3. 複合領域特論(多様な学問領域にまたがるテーマを研究する授業科目群)【教養】【デザイン力】
    現代ジャーナリズム論、生涯学習論、ヨーロッパ比較文化動態論、広域イスラム社会論、地政学的研究特論、言語文化資源の活用と情報処理研究、通訳翻訳学特論、通訳翻訳演習

「カリキュラム・マップ(前期課程+後期課程)」

アドミッション・ポリシー

人文学研究科のアドミッション・ポリシーはこちらをご覧ください。

外国学専攻のアドミッション・ポリシーは以下のとおり。

大阪大学および人文学研究科のアドミッション・ポリシーのもとに、学位プログラム「外国学」は、教育目標に定める人材育成の方針に沿って、次のとおり、アドミッション・ポリシーを定め、入学者を受け入れます。


求める人材像
学位プログラム「外国学」は、各コースで次のような人材を求めています。

  • 地域文化研究コース(アジア・アフリカ言語文化コースおよびヨーロッパ・アメリカ言語文化コース)では、特定地域の言語(中国語、朝鮮語、モンゴル語、インドネシア語、フィリピン語、タイ語、ベトナム語、ビルマ語、ヒンディー語、ウルドゥー語、アラビア語、ペルシア語、トルコ語、スワヒリ語、ロシア語、ハンガリー語、ドイツ語、デンマーク語、スウェーデン語、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語)の専門的知識を身につけ、その言語あるいは言語圏の文化と社会に関する先端的研究、具体的には個別言語を対象にした言語学(語史や音韻、形態、統語、語用等の分析など)、各言語圏の文学(小説・演劇・詩等の文化表象の分析など)、各言語圏の歴史、社会、政治経済(社会の動態と構造の分析など)を扱う学問の先端的研究を実践する研究者をめざす学生を求めています。また、世界の諸地域の言語や文化に関する高度の教養を身につけ、国際舞台で活躍しうるグローバル人材となることをめざす学生を求めています。
  • 高度専門職業人コース(英語教員リカレント・コースおよび中国語教員リカレント・コース)では、中等教育の現場における英語および中国語の教育に役立てるため、それぞれの言語の高度な専門的知識とその言語圏の文化と社会に関する高度な教養を身につけようと望む現役教員を学生として求めています。

入学者選抜の基本方針
学位プログラム「外国学」は、専攻する外国語の高度な言語運用能力を持つ多様な学生を募るための適切な選抜方式(原則として筆記試験及び口述試験による)を採用しています。また、博士前期課程に入学するためには、上記の特定地域の言語とその言語圏の文化と社会について、本学外国語学部の卒業生と同等の学力を有することが求められます。


具体的選抜方法と、資質・能力との関係
上記のような学生を募るため、夏季と冬季の年2回に分けて、次のような選抜試験を行います。

  • 研究活動に資する言語運用能力の高さを確かめるための「言語」の試験(社会人・外国人留学生を除く)
  • 研究活動の基盤となる専門知識を確かめるための「専門科目」の試験(高度専門職業人コースを除く)
  • 専門分野の知識や研究計画等を確かめるための口述試験

言語文化研究科のアドミッション・ポリシーは以下のとおり。

修士(言語文化学)

大阪大学及び言語文化研究科のアドミッション・ポリシーのもとに、学位プログラム「言語社会」は、教育目標に定める人材育成の方針に沿って、多様な学生を募るための適切な選抜方式(原則として筆記試験及び口述試験による)を採用しています。

学位プログラム「言語社会」は、教育目標に定める人材育成の方針に沿って、各コースで次のような人材を求めています。

地域文化研究コース(アジア・アフリカ言語文化コースおよびヨーロッパ・アメリカ言語文化コース)では、特定地域の言語(中国語、朝鮮語、モンゴル語、インドネシア語、フィリピン語、タイ語、ベトナム語、ビルマ語、ヒンディー語、ウルドゥー語、アラビア語、ペルシア語、トルコ語、スワヒリ語、ロシア語、ハンガリー語、ドイツ語、デンマーク語、スウェーデン語、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語)の専門的知識を身につけ、その言語あるいは言語圏の文化と社会に関する先端的研究、具体的には個別言語を対象にした言語学(語史や音韻、形態、統語、語用等の分析など)、各言語圏の文学(小説・演劇・詩等の文化表象の分析など)、各言語圏の歴史、社会、政治経済(社会の動態と構造の分析など)を扱う学問の先端的研究を実践する研究者をめざす学生を求めています。また同時に、世界の諸地域の言語や文化に関する高度の教養を身につけ、国際舞台で活躍しうるグローバル人材となることをめざす学生を求めています。

高度専門職業人コース(英語教員リカレント・コースおよび中国語教員リカレント・コース)では、中等教育の現場における英語および中国語の教育に役立てるため、それぞれの言語の高度な専門的知識とその言語圏の文化と社会に関する高度な教養を身につけようと望む現役教員を学生として求めています。

博士前期課程に入学するためには、上記の特定地域の言語とその言語圏の文化と社会について、本学外国語学部の卒業生と同等の学力を有していることが必要です。そして、上記のような学生を募るため、夏季と冬季の年2回に分けて、次のような選抜試験を行います。

  • 研究活動に資する言語運用能力の高さを確かめるための「言語」の試験(社会人・外国人留学生を除く)
  • 研究活動の基盤となる専門知識を確かめるための「専門科目」の試験(高度専門職業人コースを除く)
  • 専門分野の知識や研究計画等を確かめるための口述試験

博士(言語文化学)

大阪大学及び言語文化研究科のアドミッション・ポリシーのもとに、学位プログラム「言語社会」は、教育目標に定める人材育成の方針に沿って、多様な学生を募るための適切な選抜方式を採用しています。

学位プログラム「言語社会」は、教育目標に定める人材育成の方針に沿って、特定地域の言語(中国語、朝鮮語、モンゴル語、インドネシア語、フィリピン語、タイ語、ベトナム語、ビルマ語、ヒンディー語、ウルドゥー語、アラビア語、ペルシア語、トルコ語、スワヒリ語、ロシア語、ハンガリー語、ドイツ語、デンマーク語、スウェーデン語、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語)の専門的知識を有し、その言語あるいは言語圏の文化と社会に関する先端的研究、具体的には個別言語を対象にした言語学(語史や音韻、形態、統語、語用等の分析など)、各言語圏の文学(小説・演劇・詩等の文化表象の分析など)、各言語圏の歴史、社会、政治経済(社会の動態と構造の分析など)を扱う学問の先端的研究を実践するに十分な資質をもつ学生を求めています。

博士後期課程に入学するためには、上記の特定地域の言語とその言語圏の文化や社会について、本研究科前期課程修了者と同等の専門的知識と言語運用能力を有することが求められます。そして、上記のような学生を募るため、年1回、次のような選抜試験を行います。

  • 研究活動に資する言語運用能力の高さを確かめるための「言語」の筆記試験
  • 専門分野の知識や研究計画等を確かめるための口述試験