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言語社会専攻長からのご挨拶

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言語文化研究科筆頭副研究科長 言語社会専攻長 大内 一

 大阪大学大学院言語文化研究科言語社会専攻は、大阪外国語大学と大阪大学との統合(平成19 年10 月)に伴い、旧大阪外国語大学大学院言語社会研究科を改組し、大阪大学大学院言語文化研究科の中の新たな専攻として発足しました。言語社会専攻は、世界諸地域の言語とそれを基底とする文化について、理論と実践の両面にわたり教育と研究を行うことを理念としていますが、これは、旧大阪外国語大学の言語社会研究科の時代から長年培ってきた教育・研究理念を「良き伝統」として継承し発展させたものと言えます。
 言語社会専攻は、発足以来の教学面におけるパートナーであった世界言語研究センターの廃止・言語文化研究科との統合に伴い、平成24 年4 月から言語文化研究科のなかでもっとも教員数の多い専攻となり、講座数も3 講座から8 講座に増え、研究体制の充実が実現されました。アジアⅠ講座には中国語、朝鮮語、モンゴル語;アジアⅡ講座にはインドネシア語、フィリピン語、タイ語、ベトナム語、ビルマ語;アジアⅢ講座にはヒンディー語、ウルドゥー語;アジア・アフリカ講座にはアラビア語、ペルシア語、トルコ語、スワヒリ語;ヨーロッパⅠ講座にはロシア語、ハンガリー語、ドイツ語;ヨーロッパⅡ講座にはデンマーク語、スウェーデン語;ヨーロッパ・アメリカⅠ講座には英語;ヨーロッパ・アメリカⅡ講座にはフランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語の各語圏の言語、文化、社会に関する優れた研究者が在籍し、それぞれの専門分野において先端的な研究に従事しています。
 言語社会専攻の教育については、「地域言語文化研究コース」と「高度専門職業人コース」の2 コースが前期課程で設けられています。前者は「アジア・アフリカ言語文化コース」と「ヨーロッパ・アメリカ言語文化コース」に分かれ、上記の24 の専攻言語の運用能力の強化を図りつつ、世界諸地域の言語、文化、社会を対象にした多様な教育が行われています。その授業内容の「多様性」や対象地域の「広がり」、担当教員数の点からも言語社会専攻の中心をなすコースとなっています。後者では、英語と中国語の現職教員に対するいわゆるリカレント教育が行われています。後期課程はコースの区別はなく、世界の諸地域の言語と文化と社会に関する将来性豊かな研究者を養成しています。平成24 年4 月に言語文化研究科が外国語学部の幹事研究科として正式に位置づけられましたが、私たち言語社会専攻は、外国語学部の専攻語教育および語圏研究体制の中核を担っていると自負しています。また、国内の総合大学のなかで言語社会専攻ほど豊かな言語教育が行われている大学院・専攻は他に例を見ないという「強み」を生かし、グローバル化を目指す大阪大学のなかで、言語社会専攻の果たしうる役割を真摯に見つめつつ、より充実した言語社会専攻の実現を目指して誠心誠意尽力したいと思っています。同時に、国際感覚を身につけ学問的にも優れた人材が集う言語社会専攻であって欲しいと心から願っています。

平成25年4月

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