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清水育男名誉教授がスウェーデン北極星勲章を受章

[2016.10.17]

 本学の清水育男名誉教授が平成28年10月7日にスウェーデン大使公邸においてスウェーデン国王の名代としてマグヌス・ローバック大使よりスウェーデン北極星勲章(Kommendör av Kuungliga Nordstjärneorden / Commander of the Royal Order of the Polar Star)を授与されました。北極星勲章は1748年に制定されて以来、同国の科学、文学、文化、社会貢献等の分野における顕著な功績に対して、スウェーデン政府の決定に従い、スウェーデン国王の名前で与えられる名誉ある勲章です。(我が国の栄典の制度で言えば、旭日章に匹敵するものです。)

 清水名誉教授は長年にわたり本学でのスウェーデン語研究・教育の発展に尽力され、非スウェーデン語圏においては類例のない言語学的観点に基づくスウェーデン語教科書(清水育男、ウルフ・ラーション、當野能之、『スウェーデン語』(大阪大学出版会、2016年))も刊行されました。清水名誉教授の功績は、ノーベル文学賞の選考にあたるスウェーデン・アカデミーから2015年に日本人として初めて与えられた特別賞により学術的な観点からも高く評価されています。今回のスウェーデン王国からの叙勲は、スウェーデン語研究・教育の発展へ清水名誉教授の果たした功績が北極星のように「不動」の価値をもつものとして認められたことを物語るものです。