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応用日本学コースについて

理念・目標・3ポリシー

これまで日本語・日本文化専攻の中にあった「日本語・日本文化実践コース」と「日本語・日本文化専修コース」は、令和4年4月に、人文学研究科日本学専攻が発足したことに伴い、その中に位置付けられることになった。入試タイプの違いから実践トラック(日本人学生と留学生)と専修トラック(留学生のみ)に分かれているが、教育プログラムとしては完全に一体化し、日本人学生と留学生が切磋琢磨し共に学ぶ環境が整備されている。学生は、専門に応じて「応用日本語学分野」「日本語教育学分野」「比較日本学分野」のいずれかの科目群を中心に履修するが、一つの分野に偏ることなく複数分野の専門知識や技能を習得できるよう、他の系域科目も履修することが望ましい。いずれのコースも、日本語・日本文化を世界に向かって発信する高度の能力を備えた人材の養成を目的とする。そのために、海外の協定校と連携して実地で日本語教育を行う機会も設けており、修了生は、日本語教員、日本語・日本文化研究者として世界各地で活躍している。

目的

(1)グローバル化された世界状況における新しい日本語・日本文化教育研究を推し進める

(2)日本語・日本文化を通して日本と世界を結ぶ新しい人材を養成する

グローバル化の進展は、世界とくにアジアにおける日本語・日本文化の位置づけも変化させ、その教育研究の必要性を従来に増して高めています。日本語・日本文化を取り巻くこの新しい状況において、優れた人材を広く世界に求め、伝統的な学問の枠組みにとらわれることなく、日本語及び日本文化を世界の諸言語・文化・社会の中で相対的にとらえる新しい教育研究を推進します。それにより、将来の日本語・日本文化の教育研究を担い、日本と世界各国を結ぶ人材の養成に対する国内外のニーズに、大阪大学としてこれまで以上に積極的に応えていきます。

養成する人材

  • 他言語・他文化との比較対象的視座を持って、分野を超えた(学際的な)日本語・日本文化研究を行う日本研究者を養成します。
  • 高等教育レベルの留学生に日本語・日本文化を教えられる、高度な知識と深い教養を備えた日本語教育・日本文化教育の専門教員を養成します。
  • 日本語・日本文化の発信のために企画・立案・交渉・運営等の実践能力を備えた国際性豊かで自律した高度専門職業人を養成します。

教育目標

学位プログラム「応用日本学」は、大阪大学と人文学研究科の教育目標のもと、次のような能力を身につけた人材を養成することを目的とします。

  • 比較や交流の観点から日本を世界的視野のうちに捉え、日本語・日本文化を通して日本と世界を結ぶとともに、人類の抱えるグローバルな課題に対しても日本研究の最先端の知見に基づいて積極的な発信を行うことのできる人材
  • 研究成果を国内外に向けて発信し社会実装することのできる高度な俯瞰力、デザイン力及びコミュニケーション力を身につけた人材

比較日本学分野、応用日本語学分野、日本語教育学分野の3分野から成る学位プログラム「応用日本学」は、博士前期課程及び博士後期課程を通じて、上記の能力を兼ね備え社会の多様な分野のプロフェッショナルとして活躍し得る人材の育成に取り組みます。

博士前期課程

○最先端かつ高度な専門性と深い学識
学位プログラム「応用日本学」においては、比較や交流の観点から日本を世界的視野のうちに捉え、その観点から日本語・日本文化についての専門的理解を深めるとともに、先端的かつ高度に専門的な日本語・日本文化の理解に立脚して実践的に日本と世界を結ぶことにより、日本研究の領域から人文学の新たな展開に貢献します。


○高度な教養
日本の言語や文化についての比較や交流の観点からの豊かな知見を基礎としつつ、現代にふさわしい高度な情報リテラシーを培い、また複眼的、俯瞰的に思考する訓練を積むことで、対象を多角的に評価できる力を養います。


○高度な国際性
豊かで論理的な日本語能力、日本の言語や文化についての比較や交流の観点からの豊かな知見を基礎としつつ、豊かなコミュニケーションを実らせる高度な多言語運用能力、そして他者や異文化に対する鋭敏な感受性と深い理解力を涵養します。


○高度なデザイン力
3つの分野の特長を縦横に組み合わせ、日本研究の新たな展開に貢献し、その成果を国内外で発信し社会実装するためのデザイン力を養います。

博士後期課程

○最先端かつ高度な専門性と深い学識
学位プログラム「応用日本学」においては、比較や交流の観点から日本を世界的視野のうちにしっかりと位置づけ、その観点から日本語・日本文化についての専門的理解を深めるとともに、先端的かつ高度に専門的な日本語・日本文化の理解に立脚して実践的に日本と世界を結ぶことにより、日本研究の領域から人文学の新展開を先導します。


○高度な教養
日本の言語・文化・社会・歴史・文学などについての深い学識を基盤として、現代にふさわしい高度な情報リテラシーを身につけ、また複眼的、俯瞰的に思考する高度な能力を養うことで、対象を多角的に評価し新たな価値を創造できる力を養います。


○高度な国際性
豊かで論理的な日本語能力、日本の言語や文化についての深い学識を基盤として、豊かなコミュニケーションを実らせる高度な多言語運用能力、他者や異文化に対する鋭敏な感受性と深い理解力、さらには自身の研究成果を広く国際発信しグローバルな知的貢献をなしうる能力を涵養します。


○高度なデザイン力
3つの分野の特長を縦横に組み合わせ、日本研究の新たな地平を切り開き、その成果を国内外で発信し社会実装して、日本研究の立場からイノベーションに貢献するためのデザイン力を養います。

卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

学位プログラム「応用日本学」は、大阪大学と人文学研究科のディプロマ・ポリシーのもと、日本語・日本文化についての深い理解に立ちつつ学際的・国際的視野から新たな学術的成果を生み出しそれを実践的に社会実装するための修練を積み、伝統的かつ最先端の人文学の知見や、日本の言語と文化に関する高度な専門性と深い学識、教養・国際性・デザイン力に関する下記の能力や学識を身につけ、所定の単位を修得し、学位論文の審査及び最終試験に合格した学生に対し、博士前期課程では修士(日本語・日本文化または学術)、博士後期課程では博士(日本語・日本文化または学術)のいずれかの学位を授与します。

博士前期課程

○最先端かつ高度な専門性と深い学識
・明解な論旨で一貫した構成の論文をまとめる確かな論述能力と豊かな文章表現力を有し、日本学に関わる高度な専門的知識を身につけ、先端的な研究に取り組んでいる。
・広い視野に立って研究を遂行し、学際的視点からみずからの研究成果を位置づけることのできる深い学識を有している。


○高度な教養
学問全般にわたる高度で幅広い教養と、自立した研究者ならびに高度専門職業人に必要な高度で総合的な人文学的教養、また日本を含む世界の言語・文化・社会・歴史等に関する学際的かつ現代的で高度な教養を有している。


○高度な国際性
国際的視野に立って研究を遂行し、グローバルな人文学の展開のなかにみずからの独創的で高度に専門的な研究成果を位置づけることができるとともに、それを国際的に発信するための高度な言語能力とコミュニケーション・スキルを身につけている。


○高度なデザイン力
日本学の各分野において、先行研究を広く踏まえつつ、本質的に重要な課題を発見し、データや資料の的確な収集・分析を通して、独創的かつ先端的なかたちで解決の道筋を構想できる能力を有している。
国内外のステークホルダーと的確にコミュニケーションを交わし、みずからの高度な研究成果を効果的に社会実装する道筋を構想できる俯瞰力、デザイン力、コミュニケーション力を有している。

博士後期課程

○最先端かつ高度な専門性と深い学識
・明晰な論述能力を身につけ、自立した研究者ならびに高度専門職業人に必要な、高度な専門性と高度な研究能力を有し、先端的で独創的な研究に取り組んでいる。
・広い視野に立って独創的な研究を遂行し、学際的視点からみずからの先端的かつ高度に専門的な研究成果を積極的に位置づけることのできる深い学識を有している。


○高度な教養
学問全般にわたる高度で幅広い教養と、自立した研究者ならびに高度専門職業人に必要な高度で総合的な人文学的教養、また日本を含む世界の言語・文化・社会・歴史等に関する学際的かつ現代的で高度な教養を有している。


○高度な国際性
国際的視野に立って研究を遂行し、グローバルな人文学の展開のなかにみずからの独創的で高度に専門的な研究成果を位置づけることができるとともに、それを国際的に発信するための高度な言語能力とコミュニケーション・スキルを身につけている。


○高度なデザイン力
・日本学の各分野において、先行研究を広く踏まえつつ、本質的に重要な課題を発見し、データや資料の的確な収集・分析を通して、独創的かつ先端的なかたちで解決の道筋を構想できる能力を有している。
・国内外のステークホルダーと的確にコミュニケーションを交わし、みずからの高度な研究成果を効果的に社会実装する道筋を構想できる俯瞰力、デザイン力、コミュニケーション力を有している。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

学位プログラム「応用日本学」は、大阪大学と人文学研究科のカリキュラム・ポリシーのもと、本学位プログラムのディプロマ・ポリシーに掲げられた能力や学識を修得させるため、カリキュラムを以下の方針で編成します。

博士前期課程

<教育課程編成の考え方>
博士前期課程を通じて、専門教育、教養教育、国際性涵養教育の3つの柱に基づいた科目編成を行い、日本学の最先端かつ高度な専門性と深い学識、高度な教養、高度な国際性、高度なデザイン力を養います。


○専門教育:学位プログラム「応用日本学」の「専門教育科目」は、人文学研究科共通の「研究科共通科目」、日本学専攻共通の「専攻共通科目」、各分野が主体となって開講する「分野開講科目」により構成されます。

  • 「研究科共通科目」:人文学のあらゆる分野に共通の基礎的な知識と研究の方法論、ならびに諸外国語を含め、隣接する分野に関する高度で幅広い知見を培います。特に人文学研究科の必修科目である「人文学基礎(人文学と対話)」では、現代の文化・社会の諸課題に関する最先端の知見を修得させるとともに、問題解決のための思考力を涵養します。
  • 「専攻共通科目」:英語で日本研究の最先端のコンテンツについて講じる英語講義科目、英語による研究発信力の強化を目的とする英語アカデミック・スキル科目を選択科目として開講することにより、日本学専攻の学生一人ひとりがみずからの必要に応じて俯瞰力、デザイン力、コミュニケーション力等を高められるようにします。
  • 「分野開講科目」:分野ごとに開講される科目ですが、一部の高度に専門的な科目以外は、他分野の学生も受講することを前提として開講されます。当該分野で必要となる専門知識と研究能力を教授するとともに、専門性に立脚する日本学専攻の学術的基盤の共有をも図ります。
  • 専門教育の一環として、年度ごとに研究計画の提出を課すなど、主体的かつ計画的に研究を構想・遂行するよう促し、高度な専門性を備えた修士論文の完成へと導きます。また、交換留学、私費留学、海外研修、国内外のインターンシップなどへの参加を積極的にサポートすることにより、俯瞰力、デザイン力、コミュニケーション力等の強化を図ります。

○教養教育:人文学研究科の必修科目である「人文学基礎(現代の教養)」を含む「高度教養教育科目」により、専門分野以外の学問分野や領域横断的な分野に関する高度な教養を培います。


○国際性涵養教育:「高度国際性涵養教育科目」により、高度な外国語運用能力、異文化や他者に対する感受性と知識を涵養します。

学位プログラム「応用日本学」のカリキュラムの特徴の1つは、世界中から多様なバックグラウンドを持った優秀な学生を獲得するため、大阪大学で受験する学生を対象とするトラック(実践トラック、4月入学のみ)とは別に、外国人留学生を対象とし、海外からの受験を可能とするトラック(専修トラック、10月入学のみ)が設けられている点です。専修トラックの留学生については、実践トラックの学生との修学背景の違いに配慮し、各指導教員が研究指導科目を開講して、きめ細やかな研究指導・履修指導を行い、多様なバックグラウンドを持った学生がともに学びともに高めあえるようカリキュラム上の工夫がなされています。


<学修内容及び学修方法>
学位プログラム「応用日本学」では、「分野開講科目」の履修を通じて、比較や交流の観点から日本を世界的視野のうちに捉え、先端的かつ高度に専門的な日本語・日本文化の理解に立脚して実践的に日本と世界を結ぶことのできる能力を養います。この「分野開講科目」には、各分野の専門科目に加え、全分野共通の基盤となる横断的基礎科目として、総論科目が設けられており、自らが専門とする分野の関連領域についても学べるカリキュラム編成になっています。
学位プログラム「応用日本学」の「分野開講科目」の授業形式は、学生自身による問題解決型の学習を取り入れつつ、各科目の教授内容に合わせて、講義、演習などさまざまな形態をとります。いずれの形態の授業においても、学生が資料収集や分析・考察を行い、学生間で、あるいは学生と教員の間で自由闊達な議論がおこなわれるよう工夫されており、研究成果を説得力を持って他者にわかりやすく伝えるデザイン力の育成が図られています。
また日本語・日本文化を発信する国際的な場で活躍するために必要な、海外での研究集会やワークショップの企画・立案・交渉・運営にかかわる実践的能力を育成するため、海外のジョイントキャンパスを拠点として、現地で日本語・日本文化を専攻する大学院生との学術交流会の実施・運営に従事する機会を提供します。
修士論文は、主指導教員と副指導教員による綿密な指導を受けながら作成を進めることにより、学術的完成度を高めます。
以上と並行して、一人ひとりの関心と必要に応じて「専攻共通科目」を履修することにより、俯瞰力、デザイン力、コミュニケーション力等を高めます。


<学修成果の評価方法>
授業の成績は、シラバスに記載されている学習目標の達成度を基準として、シラバスに記載されている方法により評価します。
修士論文については、複数の審査員が、テーマ設定の妥当性、研究の枠組や方法の妥当性、論述の明晰さ、資料の選択や解釈の適切性、主張の独自性などを総合的に判断し、評価します。

博士後期課程

<教育課程編成の考え方>
博士後期課程を通じて、日本学の最先端かつ高度な専門性と深い学識、高度な教養、高度な国際性、高度なデザイン力を養い、学術的な貢献度の大きい博士論文を完成させます。
博士後期課程の科目は、日本学専攻共通の「専攻共通科目」と、各分野が主体となって開講する「分野開講科目」とにより構成されます。

  • 「専攻共通科目」:英語で日本研究の最先端のコンテンツについて講じる英語講義科目、英語による研究発信力の強化を目的とする英語アカデミック・スキル科目を選択科目として開講することにより、一人ひとりの学生がみずからの必要に応じて俯瞰力、デザイン力、コミュニケーション力等を高められるようにします。
  • 「分野開講科目」:分野ごとに開講し、当該分野で必要となる高度な専門知識と高度な研究能力を教授します。
  • 専門教育の一環として、年度ごとに研究計画の提出を課すなど、主体的かつ計画的に研究を構想・遂行するよう促します。また、逐次研究の進捗状況を確認するとともに助言を与え、最終年次には自立した専門家としての独創性を備えた博士論文を完成させられるよう導きます。さらに、交換留学、私費留学、海外研修、国内外のインターンシップなどへの参加を積極的にサポートすることにより、俯瞰力、デザイン力、コミュニケーション力等の強化を図ります。

<学修内容及び学修方法>
博士論文は、主指導教員と副指導教員による綿密な指導を受けながら作成を進めることにより、学術的完成度を高めます。
授業は、学生自身による問題解決型の学習を取り入れつつ、各科目の教授内容に合わせて開講されます。


<学修成果の評価方法>
授業の成績は、シラバスに記載されている学習目標の達成度を基準として、シラバスに記載されている方法により評価します。
博士論文については、当該分野の専門家である複数の審査員が、テーマ設定の妥当性、研究の枠組や方法の選択の妥当性、論述の明晰さ、資料の選択や解釈の適切性、主張の独自性、既存の研究に対する学術的貢献度の高さ、新たな研究分野を切り開こうとする意欲、社会実装への展望などを総合的に判断し、評価します。

アドミッション・ポリシー(博士前期課程)
人文学研究科のアドミッション・ポリシー(博士前期課程)

求める人材像
大阪大学のアドミッション・ポリシーのもとに、人文学研究科は、教育目標に定める人材育成の方針に沿って、伝統的かつ最先端の人文学の知見や、言語と文化に関する高度な専門性と深い学識、教養・デザイン力・国際性を身に付け、自ら課題を発見し探求しようとする意欲に溢れる人を受け入れます。


入学者選抜の基本方針
上記の人材像に合う学生を適正に選抜するために、人文学研究科の5専攻(日本学専攻は各コース)の募集単位ごとに、多様な選抜方法を実施します。また、社会科学や自然科学の分野の学生、留学生や社会人にも広く門戸を開いています。


具体的選抜方法と、資質・能力との関係
大阪大学のアドミッション・ポリシーにもとづき、かつ本研究科の特質にしたがって、各専攻(日本学専攻は各コース)のもとで、修学・研究に対する能力・適性を考査し、選抜します。
大阪大学および人文学研究科のアドミッション・ポリシーのもとに、学位プログラム「応用日本学」は、教育目標に定める人材育成の方針に沿って、次のとおり、アドミッション・ポリシーを定め、入学者を受け入れます。

応用日本学コースのアドミッション・ポリシー(博士前期課程)

求める人材像
学位プログラム「応用日本学」では、日本語・日本文化領域の教育研究に強い関心を持つとともに、日本語・日本文化を世界の諸言語・文化の中で相対的に捉え、理解しようとする比較対照的視座をもった思考力に優れた人材を広く世界に求めます。将来、国内外の高等教育機関等で、比較日本学、応用日本語学、日本語教育学の各分野における教育者や研究者を目指す人、海外協力機関や国際機関で日本語・日本文化の発信のために必要な企画・立案・交渉・運営等を行う専門職業人を目指す人、また日系企業等を活動の場として、日本と世界の国々との懸け橋となることを目指す人々の入学を期待しています。


入学者選抜の基本方針
学位プログラム「応用日本学」の入学試験は、大阪大学で受験する人を対象とした実践トラック(4月入学)と、外国人留学生を対象とし、海外からの受験を可能とする専修トラック(10月入学)とに区分して実施します。いずれのトラックにおいても、比較日本学、応用日本語学、日本語教育学の各分野において研究を遂行するのに必要な専門的知識と方法論的知識、および資料収集・分析の能力を判定するための試験を行います。なお、実践トラックでは、一般選抜、社会人選抜、外国人留学生選抜を実施します。


具体的選抜方法と、資質・能力との関係

  1. 実践トラックの一般選抜では、上記の知識・能力を考査する筆記試験に加え、外国語能力を考査する筆記試験、および研究能力、意欲、適正などを判定する口述試験により選抜します。
  2. 実践トラックの社会人選抜と外国人留学生選抜では、上記の知識・能力を考査する筆記試験と、研究能力、意欲、適正などを判定する口述試験により選抜します。
  3. 専修トラックでは、提出書類(小論文、研究計画を含む)の審査に加えて、上記の知識・能力を考査し、研究能力、意欲、適正などを判定するために、Eメール等によるリモートインタビューにより選抜します。

人文学研究科のアドミッション・ポリシー(博士後期課程)

求める人材像
大阪大学のアドミッション・ポリシーのもとに、人文学研究科は、教育目標に定める人材育成の方針に沿って、伝統的かつ最先端の人文学の知見や、言語と文化に関する高度な専門性と深い学識、教養・デザイン力・国際性を身に付け、自ら課題を発見し探求しようとする意欲に溢れる人を受け入れます。


入学者選抜の基本方針
上記の人材像に合う学生を適正に選抜するために、人文学研究科の5専攻(日本学専攻は各コース)の募集単位ごとに、多様な選抜方法を実施します。また、社会科学や自然科学の分野の学生、留学生や社会人にも広く門戸を開いています。


具体的選抜方法と、資質・能力との関係
大阪大学のアドミッション・ポリシーにもとづき、かつ本研究科の特質にしたがって、各専攻(日本学専攻は各コース)のもとで、修学・研究に対する能力・適性を考査し、選抜します。

応用日本学コースのアドミッション・ポリシー(博士後期課程)

大阪大学および人文学研究科のアドミッション・ポリシーのもとに、学位プログラム「応用日本学」は、教育目標に定める人材育成の方針に沿って、次のとおり、アドミッション・ポリシーを定め、入学者を受け入れます。


求める人材像
学位プログラム「応用日本学」では、日本語・日本文化領域の教育研究に強い関心を持つとともに、日本語・日本文化を世界の諸言語・文化の中で相対的に捉え、理解しようとする比較対照的視座をもった思考力に優れた人材を広く世界に求めます。将来、国内外の高等教育機関等で当該領域における教育者や研究者を目指す人、海外協力機関や国際機関で日本語・日本文化の発信のために必要な企画・立案・交渉・運営等を行う専門職業人を目指す人、また日系企業等を活動の場として、日本と世界の国々との懸け橋となることを目指す人々の入学を期待しています。


入学者選抜の基本方針
学位プログラム「応用日本学」では、国内外から多様な人材を集めるため、大阪大学で受験する人を対象とする4月入学と、外国人留学生を対象とし、海外からの受験を可能とする10月入学に区分して入学試験を実施します。いずれの試験においても、日本語及び日本文化を世界の諸言語・文化・社会の中で相対的にとらえる比較対照的視座、自身の専門分野において博士の学位を目指すうえで必要な高度な専門的知識と方法論的知識、自律的に研究を行う能力、論述能力、外国語能力を判定するための試験を行います。

具体的選抜方法と、資質・能力との関係

  1. 4月入学の選抜では、上記の知識・能力を考査するための筆記試験と、研究能力、意欲、適正などを判定する口述試験により選抜します。
  2. 10月入学の選抜では、提出書類(小論文、研究計画を含む)の審査に加えて、上記の知識・能力を考査し、研究能力、意欲、適正などを判定するために、Eメール等によるリモートインタビューにより選抜します