2023 10/31 孫大川教授講演会を開催しました
2023年10月31日(火)、国立台湾文学館の台湾文学翻訳書籍展の開催に合わせて、台湾原住民文学者で東華大学栄誉教授でもある孫大川(パァラバン・ダナパン)氏をお招きし、講演会「ペンで歌うーー原住民文学形成の背景と意義」を開催しました。
司会は本学林初梅教授、通訳は岡野翔太講師が務めました。
孫教授はご自身の成長とご家族、特に母親から受けた影響についての話題を導入にそこから原住民の伝統的な口承及び舞踊の文化を紹介しました。
その後、時代が進み台湾が国内外からの様々な困難に直面する中で、特に本土化の議論が起こったとき、孫教授は今こそ台湾の原住民が参入し、変化を起こせるのではないかと考えていたことを、当時を回顧し述べました。
講演の後には、孫先生と長年親交があり、ご自身も台湾原住民文学研究家である下村作次郎教授(天理大学名誉教授)が、台湾原住民の基礎知識と現状を紹介しました。講演会の最後には数名の先生方が原住民の曲を歌うなど、盛会裡に終了しました。
なお、台湾文学翻訳書籍展には孫大川(パァラバン・ダナパン)教授の書籍、下村作次郎教授の翻訳書も展示しております。ぜひ手にとってご覧ください。