2024 6/29 中村地平ドキュメンタリー映画上映会

 2024年6月29日、大阪大学箕面キャンパスの大阪外国語大学記念ホールで、
中村地平ドキュメンタリー映画上映会を開催しました。
 本映画は宮崎市制100周年及び宮崎県置県140周年を記念したもので、宮崎県を中心に全国で上映会が催されており、今回(6月29日)の上映会は大阪大学台湾研究講座が共催(主催:日州ドキュメンタリー)となった上映会です。

 

 会場の様子

 中村地平は台湾に縁のある日本人作家で、1908年、宮崎県に生まれ、中学卒業後台北高等学校(現:国立台湾師範大学)に進学しました。その後南方文学を提唱する著名な作家へ成長しましたが、戦時期に入り徴用されました。1944年には宮崎県に帰郷し、戦後は宮崎県の文化の復興、教育、地方創生に尽力しました。

 本学の深尾教授と林教授

 今回上映されたドキュメンタリー映画は、彼の戦時期や戦後について資料や関係者の証言をもとに追いかけたものです。上映会当日は小松孝英監督も会場に足を運び、撮影の裏話などを語りました。質疑応答では、宮崎出身者に関わる質問などもあり、活発な議論が行われました。

2024年07月03日