2025/10/02 プロジェクト代表者・林初梅教授が大阪府立住吉高校で講演会を行いました
*中文由下面開始
本プロジェクトの研究代表者・林初梅教授は、10月2日に大阪府立住吉高校で「台湾に暮らす人々のアイデンティティの多様性と多層性」と題した講演会を行いました。住吉高校は12月に台北中山女子高級中学(日本の高校に相当)との交流を控えており、交流に参加する高校生320名が本講演に参加しました。
林教授ははじめに、高校生に興味を持ってもらうため、2025年度の大阪大学文学部(日本史)で出題された台湾史に関する入試問題を紹介しました。
「日本は1874年に台湾に出兵し、清と対立した。台湾が経験した政治的状況について、日本との関係を中心に、日清戦争後から中華人民共和国の成立までの過程を、具体的に述べなさい。(200字程度)」
林教授は学生たちに、これをきっかけに台湾史を勉強し、日台関係への理解も深めてほしいと語りました。
さらに林教授は、台湾の飲食文化や歴史的建造物といった話題から、台湾文化の多様性について説明しました。
最後に話題を、昼食のデリバリーを求めて校長室前で弁当を食べながら抗議した中山女子高中の学生たちのニュースへと移し、台湾社会における民主主義、そして自らの権利を守るために声を上げる台湾人の姿勢を強調しました。
主講人林初梅教授應大阪府立住吉高校邀請,赴該校演講,對象是12月份即將到台北中山女中交流的日本高中生320人。
為了提高學生的學習興趣,林教授首先介紹了阪大文學部的入學考考題,因為考題中出現了台灣史相關問題,即
「日本は1874年に台湾に出兵し、清と対立した。台湾が経験した政治的状況について、日本との関係を中心に、日清戦争後から中華人民共和国の成立までの過程を、具体的に述べなさい(200字程度)。」
主講人希望學生們藉此學習台灣史,並理解台日關係。然後也談及台灣的飲食文化和歷史建築物,以此說明台灣文化的多元性。最後,把話題轉向中山女中學生為爭取午餐外送,在校長室外吃便當抗議的新聞,以此凸顯台灣社會的民主,以及台灣人為爭取權益,絕不沉默的特徵。