沿革
言語文化研究科は、昭和49(1974)年に設置された大阪大学言語文化部を基礎として、平成元 (1989) 年 4 月に、言語文化学 1 専攻の修士課程として発足した。その後、学年進行にともない、平成 3 (1991) 年 4 月に博士課程が設置された。人文科学・社会科学・自然科学のいずれの分野からも人材を受け入れ、それぞれの専門を基礎としながら、国際化・情報化の進展する現代社会の諸問題に即応しうる、学際的な教育研究の体系を築くことを目的としている。この分野の研究科としては全国で初めての大学院独立研究科である。
大阪大学言語文化研究科のあゆみ
平成3 (1991) 年には教員・学生をおもな会員とする大阪大学言語文化学会が結成され、平成 4 (1992) 年 3 月より学会誌の刊行が開始された。そして、平成 6 (1994) 年 3 月、本研究科は新研究科棟の完成とともに、博士課程第1期生を送り出した。平成12(2000)年からは言語文化共同研究プロジェクトが始まり、院生をもまじえた活発な共同研究が継続されて毎年10を越えるプロジェクトの研究報告が刊行されている。
平成17(2005)年4月には研究科発足当時からの念願であった再編拡充が言語文化部の発展的解消により実現し、新設2講座を含む7基幹講座の体制で再出発することになった。
平成19(2007)年10月には、大阪大学と大阪外国語大学との統合に伴い、言語文化研究科は「言語文化学専攻」を「言語文化専攻」と名称変更し、講座再編をおこなうとともに、「言語社会専攻」を新設して、2専攻となった。
平成24(2012)年4月には、世界言語研究センターとの組織統合により、言語文化研究科は「言語文化専攻」「言語社会専攻」と並んで「日本語・日本文化専攻」を新設して、3専攻となった。